めっき・表面処理用語集
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フェライト系ステンレス鋼(ふぇらいとけいすてんれすこう)

フェライト系ステンレス鋼とは、常温でフェライトを組織とする組成を持つ、ステンレス鋼の一種である。ステンレス鋼における金属組織別分類の1つで、他には「マルテンサイト系ステンレス鋼」「オーステナイト系ステンレス鋼」「オーステ …

ホイスカ(ほいすか)

ホイスカ(ウィスカー)とは、金属の結晶表面から外側に向けて髭状に成長した結晶のことを指します。この現象は特にスズ(Sn)や亜鉛(Zn)のめっき表面でよく見られます。 ホイスカは、金属結晶中に圧縮応力が存在する場合に、その …

封孔処理(ふうこうしょり)

アルマイトの封孔処理(シーリング処理)は、陽極酸化処理(アルマイト処理)後に行われる重要な工程です。 アルマイト処理によって生成された酸化皮膜は、多孔質であるため、このままでは外部の汚染物質や腐食制約が内部に浸透しやすく …

腐食(ふしょく)

金属が周囲の雰囲気によって化学的または電気化学的な変化を起こして消耗する現象をいう。 水分がある雰囲気での腐食を湿食、水分がない雰囲気での腐食を乾食という。 また、腐食には大気腐食、土壌腐食、孔食、全面腐食、局部腐食、選 …

不動態皮膜(ふどうたいひまく)

フラーデ電位より貴な電位で金属上に生じる酸化物。水化(または水和)酸化物の薄膜をいう。 Fe-Cr合金の場合、その厚さは厚くても6nm程度であり、電位が貴になるほど厚くなり、Cr量が多くなることが実測されている→フラーデ …

ビッカース硬さ(びっかーすかたさ)

対面角136°の正四角錐ダイヤモンド圧子を1〜50kgの荷重で押し込み、くぼみの対角線を測る。 荷重とくぼみの面積の比をビッカース硬さという、薄板、表面層、めっき皮膜、微小部分などには最低1~25gまでの小荷重を用いるこ …

ホーンホーミング(ほーんほーみんぐ)

高速度めっきの一手法で、アメリカのマイクロマチック社が開発しためっき方法の名称。 主として円筒状の製品の内面や外面に、と石で研削を行いながら高速度めっきをする。 めっき速度はそれぞれ毎分、 銅 50μm ニッケル 25μ …

ヘアライン(へあらいん)

ヘアライン加工とは、ステンレスやアルミニウムによく用いられる研磨方法の一種です。対象物に一定方向で細い線状のキズを付けます。ヘラインという名前は、特徴的な細い線状の模様が髪の毛のように見えることが由来とされています。キズ …

ポア(ぽあ)

アルマイト皮膜などのような多孔質皮膜に見られる微細孔のことをポアという。 アルマイト皮膜を例にすると、1つひとつのポア(微細孔)の直径は数十ナノメートルになり、微細孔の長さはアルマイト皮膜の厚さとほぼ同じになります。 ア …

風解(ふうかい)

結晶水をもつ結晶を空気中に置くと結晶水を失って粉末になる現象。 例えば、結晶炭酸ナトリウムNa2Co3・10H2O 、結晶硫酸ニッケル NiSO4・6H2O などは風解によって表面から粉末状になる。

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