お客様から、硬質アルマイト30μのご依頼品が入荷しました。

アルマイト皮膜をつけたくない部分にマスキングをしてくださっているですが、なんと、鉄のボルトやボスを入れてマスキングしてあります。

確かにマスキングはされていますが、アルマイトの原理として酸溶液中で陽極電解を行いますので、アルミニウム、チタン以外の金属は溶解してしまうのです。
耐熱耐薬品樹脂やシリコンゴム系のものでマスキングをしてくだされば、一番問題はないのですが、そこまで知っていらっしゃるお客様も少なく、このような事例の頻度は非常に多いです。

マスキング以外の事例では・・・こんなことも・・・

異種金属が付いている部品でもアルマイトできる?

ご注文の製品の受入れ段階で気付いた場合は、お客様に連絡して外していただいたりときるのですが、仮に発見できなかった場合は、少しだけ溶けて穴の中に一部だけ残留してしまったりする危険性もあります。
また、溶解するということはアルマイト液の中に不純物が溶け込んでしまうため、アルマイトの品質に影響を与える可能性もありますので、マスキング等をする場合には気を付けて頂く必要があるとともに、できる事でしたらマスキングしてある旨を伝えて頂けると表面処理業者として助かります。

お客様と一緒になって良い製品を作り、ユーザーさんに喜んで使って頂くことができればと思いますので!

アルマイト加工時にされるマスキング事例

チタンボルト 樹脂ボルト テフロンホース シリコンゴム アルミリベット
チタンボルトでタップ部をマスキング ポリカーボネート製のボルトでタップ部をマスキング テフロンホースにアルミの丸棒を差し込んでキャップを作りマスキング シリコン製のゴムを貫通穴に入れてマスキング アルミリベットとアルミワッシャーで一部の面をマスキング