今回は、アルミ鋳造品のAC7A材に黒色アルマイトを施しましたので、ご紹介したいと思います。
アルミ鋳造品は、発色してしまうためカラーアルマイトするには不向きなアルミ材料ではあります。
アルミ鋳造品の中でも、AC7A材は比較的綺麗に染色できる材料になります。

アルミ鋳造品素材

と言っても、展伸材のような綺麗さまではいきません。

展伸材については、下記の記事でご紹介していますので、ご参考になればと思います。

アルミニウム展伸材の基礎知識

1.アルミ鋳造品のアルマイト性

以前にもご紹介したことがありますが、アルミ鋳造品と言っても種類があり、その材質の種類によって、アルマイトの向き不向きがあります。

下記の表で、アルミ鋳造品のアルマイト性をご紹介させていただきます。

アルミニウム合金 鋳造材のアルマイト性

A:優 B:良 C:可 D:困難

合金番号 アルマイトの目的
(鋳造材) 防食 染色 光輝 耐摩耗性
AC1B C C D C
AC2A C D D C
AC3A B D D B
AC4B C D D C
AC4C B D D C
AC5A C C D C
AC7A A A B A
AC8A C D D C
AC9A C D D C

アルミ鋳造品の中でも、AC7Aがアルマイト性に適しているのが、こちらの表でわかるかと思います。
光輝のみが『B』ランクとなっていますが、他のアルミ鋳造材質よりは適しており、化学研磨をすることで、光沢感も増す材料になります。

下記のリンク先で、AC7A・AC2A・AC2Bのアルマイトした製品をご紹介していますので、ご参考にしていただけたらと思います。

綺麗にアルマイトができる素材って何が良いの!?

「めっき・表面処理用語集」知りたい用語を検索。こちらで詳しく解説しています。

2.アルミ鋳造材AC7Aのアルマイト

アルマイト性の良いAC7Aですが、鋳造品であることには変わりありません。
どうしても、展伸材よりも外観としては劣ってしまうのは、間違いありません。

今回は、素材のままの表面に黒色アルマイトを施した製品がが下記の写真になります。

アルミ鋳造品黒色アルマイト

鋳造品のため、写真ではわかりにくいですが、巣穴もあるため巣穴の中まで綺麗に洗浄して染色しないと巣穴の部分に白い滲みなどが発生してしまいます。
アルマイト皮膜を生成させた直後でも、通常のアルミニウムとは違い発色していますので、黒色アルマイトのように濃い色の場合は、他の色よりは綺麗に仕上がります。

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