めっき業者や、表面処理業者と話したり、報告書など受け取ったりすると「建浴」という言葉が出てくる場合があります。

弊社のお客様からも、「建浴」ってなに!?

と聞かれる時があります。

建浴とは、「JIS H 0400:1998」の「規格番号4038」に記載されており、“電解槽内にめっき浴その他の処理液を作り、電解できるように準備する作業。”
引用:日本工業規格 電気めっき及び関連処理用語 JIS H 0400:1998

を言います。

これでもまだ、難しい説明です。

めっき・表面処理などで使う液は、液体や粉体等の化学薬品を調合して、ある定められた濃度に調整して使います。

表面処理に関する専門用語はこちらで詳しく解説しています

簡単にいうと、コーヒーを作るのと同じです。
インスタントコーヒーの果粒を、お湯と砂糖、ミルクで混ぜ合わせて飲みますよね!?

そんな風に、単一、または複数の化学薬品を定められた比率で調合し、適切な濃度およびpHに調節して液を作る作業のことを言います。

処理液、すべてを新しく建浴することを”全建浴”または”建浴”、”液更新”とも言い、その他、処理液の半分だけ、建浴することを”半建浴”ということもあります。
又、それ以外に2/3だけ建浴の場合などもあり、”部分更新”・”部分建浴”などとも言います。

“建浴”と言っても、このように状況により変わりますので、都度、どのような建浴なのか?確認する必要があります。

又、液によっては、原液のまま使用する場合もありますので、それを使えるようにタンクにあけかえるだけでも建浴と呼ばれる場合もあります。

どんな作業か、事例として下記に「アルマイトライン 封孔剤の建浴作業」の動画を掲載させていただきます。

知っておきたい酸性やアルカリ性、pHの話

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