ボルト・ナット・リベットなどの小物部品でも、アルマイト加工業者では、1個づつひっかけて(ラッキングして)アルマイト加工をしています。
バスケットのような容器に入れて電解する方法をおこなう場合もありますが、アルマイトをする製品には、絶縁性の酸化膜が生成するため、接点位置を移動することはできず、亜鉛めっきのような回転するバレル処理方法は不可能なのです。
バスケット処理する場合は、下の写真のような方法が用いられますが、アルミニウム製のバスケットや網を使用すると、バスケットや網にアルマイト皮膜が生成してしまうため、電解毎に脱膜する必要があり、バスケットや網の消耗が激しく、ランニングコストがあがってしまいます。
塩化ビニル樹脂で容器を作成したバスケットを使用する方法もありますが、アルマイト液やその他の液の持ち出しが多く、排水処理に負担をかけてしまうデメリットがあります。塩化ビニル樹脂の容器の場合は、皮膜が生成しないため、脱膜の必要はありません。
バスケット処理した製品の場合、製品に対する接点位置は選べず、外観部分などに接点が出てしまったり、押さえつけたことによるキズがついてしまいます。また、皮膜厚さが一定に揃わないなどのデメリットもあり、実用化が難しい部分があります。
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