先日、ダイレクトメッセージで『トランギア製のケトルにアルマイトして欲しい』とご相談がありました。


画像引用:Trangiaトランギア公式サイト

トランギア製のケトルは、アルミニウム無垢の状態で作られていますので、アルマイトを施すことはできますが、条件があります。

その条件というのは・・・

アルミニウム単体にしていただく必要があります。

トランギア製のケトルというものを、弊社の方ではホームページの写真でしか拝見したことがなく、どのようなものなのかわかりません。

・取手の部分や、結合部分など異種金属で取り付けられているのか!?
・樹脂などが取り付けられているのか!?

そのため、弊社では詳細を確認できませんので、お客様側で製品を確認していただきアルミニウム単体にしていただいてから弊社に送っていただくことになります。

ケトルだけでなく、メスティンや他の部品でも同様で他の金属や樹脂などが付いている場合には、取り外していただいてからのご依頼となります。

1.樹脂などは変形の恐れも!?

アルマイトを施す際には、強酸性の液や強アルカリ性の液などに浸漬します。その際に、樹脂が溶けてしまったり、変形してしまう可能性もあります。

また、これらの液は、50〜100℃近くまで加温されており、高熱にも耐える必要があります。
そのため、変形や溶けてしまっても弊社としても責任は取れませんので、取り外しておいていただく必要があります。

以前に、マスキングに使える素材をご紹介している記事も掲載させていただいていますので、ご参考にしてください。

アルマイト加工のマスキングのダメな事例!

2.異種金属は溶けてしまう

アルマイトは硫酸溶液中で、陽極電解します。そのため、アルミニウムまたはチタン以外の金属は電解により溶けてしまいます。
こちらも以前に、溶けてしまった事例をご紹介していますので、下記の記事をご参考にしていただけたらと思います。

アルミニウムにステンレスが圧入されたままアルマイトしてしまうと!?こんな不具合が・・・

こんな風に溶けてしまったら、修正は不可能になってしまう場合もありますので気をつけてください。必ず全て溶けてなくなるとは限りません。
部分的に溶けきらず一部だけ残って、取り外せなくなることもあります。

「めっき・表面処理用語集」知りたい用語を検索。こちらで詳しく解説しています。

3.処理する製品の材質を確認

購入されたケトルやメスティンなどの場合は、箱などに材質の欄があるかと思いますので、必ずそこで、他の金属が使われていないか確認などして、異種金属や樹脂などは取り外してください。
製品はアルミニウムでも、リベットはステンレスや鉄を使っている場合も考えられます。


せっかく購入されて、綺麗に仕上げたいと思ってアルマイトを依頼するかと思いますので、綺麗に仕上がるように事前の確認など、しっかりしておく方が良いと思います。

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アルミ部品を組み付けた状態でアルマイトすると、不具合がでます。

異種金属が付いている部品でもアルマイトできる?

トランギア製メスティンにアルマイト加工をしてみた

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