以前に、「製品の一部分だけにサンドブラスト加工できる!?」というお客様からの相談をうけてトライした知恵袋の記事を書きましたが、今回も似てはいますが、サイズが350mmx350mm t5の板できましたのでご紹介します。

ブラスト前

こちら、すでに1度は使われたものなのか、少し汚れが付いています。
そこで脱脂処理をしてから、サンドブラストを行おうと思います。汚れが付着したままサンドブラストをできないことはないのですが、汚れをそのままブラストメディアで打ちつけて食い込んでしまったり、汚れがゴム状のものだと、マスキングの代わりとなってブラストが当たらない場合があるので、事前に加工面の汚れを除去しておきます。
さすがに、穴周りの粘着剤は、脱脂処理ではできませんが、こちらはマスキング部分なので、問題ないと判断し、このまま進めます。

表面処理に関する専門用語はこちらで詳しく解説しています

今回、この製品は裏面は全面マスキング、加工面は4方25~30mmをマスキングして、中心部だけをブラスト加工して欲しいとのことです。

複雑な模様や、形状だとなかなか難しいのですが、それぐらいのマスキングとブラストであればまったく問題なくできますので、マスキングをしてブラスト加工します。

ブラスト後

こんな感じの仕上がりになりました。

ブラスト後にメディアが付着しているので、エアーブローした後、洗浄し、ブラストメディアの付着が内容にしておきます。

この他、複雑な形状にブラストしたい場合は、こんな風にもできます。
こちらは、アルミの板に文字をブラストで彫り込むサンプル写真です。

アルミブラスト文字

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製品の一部分だけにサンドブラスト加工できる!?

サンドブラスト加工って、どんなことができるの!?

サンドブラストについて詳しくはこちら

この記事の著者は

株式会社小池テクノ 代表取締役 大橋 一友

株式会社 小池テクノ 代表取締役社長
大橋 一友
毒物劇物取扱責任者
水質関係第二種公害防止管理者
特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者
化学物質管理者
特別管理産業廃棄物管理責任者