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キャビテーション(きゃびてーしょん)
超音波によって溶液中に微小な空洞を生じる現象をいう。
超音波は激しい圧縮力と減圧力を交互に溶液中に及ぼして直進するが、減圧力が働く時、溶液中に真空の空洞を生じ、これが瞬間的に液中に溶解している気体によって満たされて気泡に変わる。
この気泡は次の圧縮力を受けて断続的に圧縮され、高いエネルギーをもつが、ついには押し潰されて、最後には消滅する。
この気泡が押しつぶされる時に、局部的にきわめて大きな衝撃力となる。
このエネルギーは数百気圧にもなると言われる。
保護作用のある酸化皮膜が破壊されるので、エロージョン(潰食)の原因になる=空洞現象