以前にアルミのトルクスボルトを青色アルマイトにした記事をご紹介しましたが、
今回は、ゴールドのアルマイトの依頼がありましたのでご紹介させていただきます。

ゴールドのアルマイトと言うことなのですが、色の濃淡で依頼があり、濃いめのゴールドと淡いゴールドの2色作成することになりました。

1.化学研磨

今回も前回同様に、最初に化学研磨を施し外観に光沢を付与します。
色の濃淡には関係なく、化学研磨はアルマイト後の製品の光沢感を出すために必要な工程になります。

切削仕上がりなどで光沢がある場合は、化学研磨を施さなくても切削面はそれなりの光沢感にはなりますが、化学研磨をすることで、より光沢のある外観を得ることができます。

化学研磨が終わった状態が、こちらの写真になります。

ここから、アルマイトを施していきます。

2.アルマイト

アルマイト工程では、ラッキングせず小物専用のアルマイト方法を用いてアルマイトしていきます。

ラッキングしてアルマイトする場合は、同時にアルマイトして、色調を分けるということもできますが、ラッキングしてアルマイトをおこなわない為、素地の時点で数量をわけておき、前処理から完成まで別々に作業をおこないます。

「めっき・表面処理用語集」知りたい用語を検索。こちらで詳しく解説しています。

3.2色のゴールド

アルマイトが完了したら、染色するのですがゴールドの染料を使用して、染色時間を変えることで2色に分類します。

淡いゴールドがこちらの写真になります。染色時間およそ1分で、この色調になります。

濃いゴールドが下記の写真になり、
およそ5分の染色で、こちらの色調になります。

このように染色時間を変えることで、色の濃さを変化させることができます。
また、色を濃くしたい場合は、アルマイト皮膜の膜厚を厚めにすることで染料がアルマイト皮膜のポアに多く入り、より濃くすることができます。

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この記事の著者は

株式会社小池テクノ 代表取締役 大橋 一友

株式会社 小池テクノ 代表取締役社長
大橋 一友
毒物劇物取扱責任者
水質関係第二種公害防止管理者
特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者
化学物質管理者
特別管理産業廃棄物管理責任者
危険物取扱者乙種4類