先日、豊川の温泉施設の企業さんからご相談がありました。
『大浴場の排水溝のフタがステンレスでできていて、濡れたフタにお客様が足をのせると滑って危険なので、滑らないようにしたい』とのご相談でした。

ブラスト前

温泉施設には私も行ったことがあるので、『どのようなフタなのか?』はおおよそ想像できました。
サンドブラストをして、足が触れる部分を梨地面にすることで滑り防止になるのでは無いかと考え、一度サンプルを作成し、実際に、浴場で確認をしてもらうことにしました。

1.ステンレスへのサンドブラスト

ステンレスへサンドブラストを施し、梨地にすることは以前にもおこなっており、可能であり、梨地にすることは問題ない状態です。

以前に施工したサンドブラストの記事はこちら↓↓↓

サンドブラストをすることで、最初についていた磨き傷も消え排水溝のフタの表面は梨地に、しっかりとなっています。

ブラスト後

「めっき・表面処理用語集」知りたい用語を検索。こちらで詳しく解説しています。

2.浴場のフタを梨地にすることで滑らないのか?

ステンレスのフタを梨地にすることで、確実に滑らないか!?は、実際に使用して見ないと分からない状態です。
そのために、試作を1枚おこない弊社で水をフタにかけてみて触った感じでは、問題ないと考えるレベルで滑らないようにはなっていますが、浴場の場合、石鹸・シャンプー・ボディーソープなども使用するため、どのようになるのか判断がつきませんので、実際に浴場で使用していただき、確認をしていただきました。

3.使用してみた結果、どんな感じだったのか?

ご相談のあったお客様から後日、使用した結果がメールで届きました。

使用結果メール

実際の使用感として、足をのせた際のグリップ力があがっており良さそうな感じです。
4月ごろには、実際に全てのステンレスのフタをサンドブラストして、改善できそうです。

また、完成したら温泉施設さんに温泉に入りに行こうと思います。

4.動画で解説しています。

表面処理の問題解決します。加工可能な表面処理、お問い合わせ前にご確認ください。

ご相談・お見積りなど、お気軽にお問い合わせください。

お急ぎの際は、お電話にてご連絡ください。
0532-45-4025

【受付時間】
平日 8:30~17:00
土・日・祝、会社休業日除く

ステンレスにサンドブラストすると塗膜の密着力が向上する。

ステンレス製品へ塗装したが剥がれてしまう!なんとかできる!?

製品の一部分だけにサンドブラスト加工できる!?

この記事の著者は

株式会社小池テクノ 代表取締役 大橋 一友

株式会社 小池テクノ 代表取締役社長
大橋 一友
毒物劇物取扱責任者
水質関係第二種公害防止管理者
特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者
化学物質管理者
特別管理産業廃棄物管理責任者
危険物取扱者乙種4類