お客様から、「ユニクロめっきはできますか!?」とお問い合わせが、たまにあります。

ユニクロめっきとは、鉄の上に亜鉛めっきを施し、その上にフッ化物を含んだクロメート液と呼ばれる溶液に浸漬し、光沢のある青銀白食色の皮膜をつけためっき処理になります。

ユニクロを処理するクロメート液には、有害な六価クロムが含有するため、EUの特定有害物質の使用制限法(RoHS指令)にて、2003年より使用が禁止されているため、弊社では2003年より生産を行なっておりません。

そのため、代替えとなるRoHS指令に対応した三価白色クロメートにて対応させていただいています。

1.ユニクロとは

冒頭でお伝えしたように、亜鉛めっきされた製品にフッ化物を含んだクロメート液に浸漬し処理した皮膜になります。外観は青銀白色の光沢のある外観のため、光沢クロメートとも呼ばれます。

ユニクロ

この皮膜は、鉄上にめっきした亜鉛が腐食するのを防ぐ効果があり、亜鉛めっきの耐食性を向上させる役割をしています。

亜鉛めっきの防食メカニズニムは、下記のバナーより

亜鉛めっきは自己犠牲的に鉄を腐食から守る!?

2.三価白色クロメートとは

三価白・三価クロメート・三価ホワイトなどと言われる処理になります。
ユニクロと同様に亜鉛めっき後のクロメート処理として耐食性の付与のために処理されるクロメート処理で、有害な六価クロムを使用せず、三価クロムを使用してクロメートの薄い皮膜を亜鉛めっきの上に施す処理になります。

三価クロメートの導入初期には、黄色っぽい・ピンクっぽいと色調があまり綺麗な色ではありませんでしたが、近年、外観性能も向上し、ユニクロのような青銀白色で耐食性のある皮膜も導入されてきています。

三価白ボルト

表面処理に関する専門用語はこちらで詳しく解説しています

3.ユニクロめっきは、もうないのか?

RoHS指令にて使用を禁止されている、六価クロムを使用したユニクロですが、国内で全く処理されていないわけではなく、一部のめっき業者では今も、生産しています。
ただし、行なっている業者は少なくなってきているのが現状ではあります。
自動車や弱電部品など、ヨーロッパ方面へ輸出する部品をめっきしている業者では、同じ工場内に六価クロムを含有した薬品を保管しない、使用しないという指導もあり、処理業者は減少傾向にあるのです。

ユニクロと同様に、有色クロメート・黒色クロメート・緑色クロメートと呼ばれるクロメートも六価クロムを含むため、処理している業者は少ないです。

弊社でも2005年以降、六価クロムは工場内に保有しないようにし、安全な亜鉛めっき製品をお客様へお届けできるように努めております。

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亜鉛めっき液には酸性とアルカリ性があり目的に応じて選ぶ!

この記事の著者は

株式会社小池テクノ 代表取締役 大橋 一友

株式会社 小池テクノ 代表取締役社長
大橋 一友
毒物劇物取扱責任者
水質関係第二種公害防止管理者
特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者
化学物質管理者
特別管理産業廃棄物管理責任者
危険物取扱者乙種4類