耐薬品性とは、アルカリ性や酸性の化学薬品や有機酸に対する耐食性のことであり、化学工場や畜舎、建材などに要望されます。

耐薬品性のめっき

基本的には、貴金属の持つ耐アルカリ性や耐酸性の特質がめっき材として有効活用されます。
主なものにリン含有の無電解ニッケルめっきや無電解ニッケルめっき液にボロン・タングステンを含有させたものがあります。

主な耐薬品性めっき

めっき種類 特性 用途
貴金属(金、白金など)めっき・
クロムめっき・ニッケルめっき
強酸・硫酸性環境 化学機器など
無電解ニッケル-リンめっき ハロゲン系環境 熱交換機など

「めっき・表面処理用語集」知りたい用語を検索。こちらで詳しく解説しています。

耐薬品性めっき事例

無電解ニッケルめっきを施した機械部品

また、この他の無電解ニッケルめっきの事例は以前に書いたブログでもご紹介していますので、下記リンクより、ご参考になればと思います。

表面処理の化学的特性とは

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この記事の著者は

株式会社小池テクノ 代表取締役 大橋 一友

株式会社 小池テクノ 代表取締役社長
大橋 一友
毒物劇物取扱責任者
水質関係第二種公害防止管理者
特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者
化学物質管理者
特別管理産業廃棄物管理責任者
危険物取扱者乙種4類