耐摩耗性とは、摩耗しにくい特性のことで、表面処理をすることにより高硬度による耐摩耗性、低摩擦係数による耐摩耗性などがあり、それらを付与することができます。
弊社で行なっている表面処理の中で耐摩耗性を付与できる表面処理は、硬質アルマイト・無電解ニッケルめっき・潤滑膜処理があります。
潤滑膜処理は、亜鉛めっき皮膜、アルミニウム、鉄などにも処理可能です。
また、潤滑膜処理をすることにより防錆効果もアップします。
硬質アルマイトは、アルミニウムの軽くて柔らかい金属特性に硬い皮膜を付与することにより、軽くて硬い特性へと変化させることができます。
硬質アルマイト皮膜は、アルミニウムの材質の影響を受けるため、材質により硬度が異なります。
※こちらについては、細かくなりますので、別の機会に詳しく書きたいと思います。
無電解ニッケルめっきは、鉄・銅・真鍮・ステンレス・アルミニウムにニッケル金属の皮膜を生成させ、皮膜硬度HV500以上の硬さを付与することができます。
弊社で行なっている耐摩耗性目的の代表例:
硬質アルマイト
オートバイのフロントホイールのカラーにご採用頂いています。
適用部位:青色の○印部
無電解ニッケルめっき
各種設備などの精密はめ合い部品、シャフト等に使用されています。
※お客さまの著作権・技術情報保護のため写真の掲載ができません。
潤滑膜処理
工業用ファスナー(リベット、カラー等)の摺動部に幅広く使用されております。
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