お客様から、「板金で製作したアルミ加工品につや消し黒色アルマイトしたいので、サンドブラストで梨地にしたのだけど、サンドブラストすると歪んでしまって困っている。」とご相談のお電話をいただきました。

確かに、薄い板状の製品をサンドブラストしてしまうと、応力で反りなどが発生して歪んでしまう場合があります。


このようにアルミニウムの薄い板などを、反らないようにつや消しにするには化学梨地工程を追加することで化学的にアルミニウム表面をつや消しにすることが可能です。

ですが、化学的に行うためサンドブラストのように粗い梨地表面にはなりませんので、傷などを消す効果はありませんが、素材の状態が傷もなく綺麗な場合は、品のある綺麗なつや消し外観を作ることができます。
弊社のお客様の製品では、測定器などのベース台座などにも外観部品として採用されています。

つや消し白色アルマイト

つや消し黒色アルマイト
つや消し黒色アルマイト

また、サンドブラストでは不可能な長いパイプや細いパイプなどの内面などをつや消しにしたい場合にも、化学梨地は効果的で、化学梨地の液に触れている部分は、つや消しの表面にすることが可能です。
ただし、化学的に処理をするためアルミニウムの材質によって、つや消しの状態に差が出てしまいますので、アルミニウムの材質を選定するところから考えておかなければなりません。

表面処理に関する専門用語はこちらで詳しく解説しています

光学部品などでは、A5000系または、A6000系の素材を使用して筒状製品の内外径をつや消し黒色アルマイトして乱反射防止として使用されています。
化学的な梨地が綺麗に仕上がらない材質はA2000系のアルミニウム素材で、この場合はサンドブラストを必要としますので、薄板での板金加工は避ける方が無難と言えますので、お気をつけください。

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