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DSA(でぃーえすえー)
食塩電解で塩素ガスに耐える不溶性陽極として、白金、マグタイト、黒鉛などが使われてきたが、いずれも消耗量が大きく(黒鉛で2〜3kg/t-NaOH)、寸法精度が悪くて槽電圧が漸増(ぜんぞう)したが、イタリアのデノーラ社がオランダのヘンリーベア社、アメリカのダイヤモンドシャムロック社と共同でチタン上に酸化ルテニウムと酸化チタンを結合させた陽極を開発し、寿命が大きく伸びた。これがDSAであるが、現在では一般名としても使われている。20世紀の大発明の一つと言われる。
塩素発生用には適しているが、発生期の酸素には比較的弱いため、各所で改良が進められている。イタリアのベルメレック社が当初独占的にリースで供給したため、不溶性アノードとして使用される。=寸法安定電源 →不溶性アノード、不溶性電極