検索したい用語を入力してください。
めっき・表面処理用語集

絶縁皮膜(ぜつえんひまく)

電気を通さない絶縁性の皮膜のことで、アルマイト皮膜などがある。

アルマイト皮膜の比抵抗は1012〜1014Ω・cmであり、良い絶縁性を示す。
この性質を利用して電気部品に用いられており、簡単な絶縁部品には、普通のアルマイトでも
充分使える。400V近い高電圧の場合は、厚膜(50μm以上)の膜厚が望ましく、硬質アルマイトを使用する。

1000V近くまでの高電圧になると、乾燥状態では問題ないが、湿気があると絶縁性は悪くなるため、封孔処理に工夫が必要となる。

有機質・無機質皮膜による封孔が効果を上げ、パワートランジスター用の絶縁シートなどで電気部品の絶縁用として利用されていることがある。

この場合、絶縁性と同時に放熱散性も要求されるため、有機質・無機質の皮膜を厚付けはできない。

アルマイトのページはこちらから
お問い合わせのページはこちらから

お悩み解決事例はこちらから >

この記事の著者は

株式会社小池テクノ 代表取締役 大橋 一友

株式会社 小池テクノ 代表取締役社長
大橋 一友
毒物劇物取扱責任者
水質関係第二種公害防止管理者
特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者
化学物質管理者
特別管理産業廃棄物管理責任者
危険物取扱者乙種4類