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めっき・表面処理用語集

複塩(ふくえん)

2種以上の塩が結合した形式で表すことができる化合物のうち、それぞれの成分イオンがそのまま存在するものをいう。

例えば、KCl+MgCl2→KCl・MgCl2では[Mgcl3]というようなイオンはなくK+、Mg2,Clから成るイオン結晶であるから複塩である。

これに対し、2KCl+PtCl2→K2PtCl4ではP t2+イオンは無視しうるほどしか存在せず、[PtCl4]2-という錯イオンとK+イオンだけをもった錯塩結晶であり、複塩ではない。めっきでよく使われるロッシェル塩はK+,Na+イオンと酒石酸イオンから成る複塩である。

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この記事の著者は

株式会社小池テクノ 代表取締役 大橋 一友

株式会社 小池テクノ 代表取締役社長
大橋 一友
毒物劇物取扱責任者
水質関係第二種公害防止管理者
特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者
化学物質管理者
特別管理産業廃棄物管理責任者
危険物取扱者乙種4類