めっき・表面処理用語集
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酸化(さんか)

酸化とは、対象とする物質が電子を失う化学反応のことを言う。 物質に酸素が化合する反応、あるいは物質が水素を奪われるなどの化学反応のこと。 例えば鉄が錆びて酸化鉄になる場合、鉄の電子は酸素に移動し、鉄は酸化されていることが …

酸化皮膜(さんかひまく)

金属表面の酸化物の薄い層で、熱いものをスケールと言い、約3000Å(0.3μm)以下の薄いものを酸化膜という。 (酸化物)/(酸化物になる前のもとの金属)の容積比が1.2~2付近の酸化物は素地の保護作用が大きい。 酸化物 …

酸果し(さんはたし)

前処理において、脱脂洗浄工程によって生じた被めっき物表面の薄い酸化膜や、不活性皮膜を除去したり、アルカリ性残留皮膜を中和するために、被めっき物を薄い酸(塩酸5%または硫酸5%程度)に浸漬することを言う。 めっき工程で示す …

酸性電解洗浄(さんせいでんかいせんじょう)

希硫酸を使用することが多く、抑制剤・促進剤などを加えることがある。スケール除去と金属表面の活性化、ばり除去や粗面の平滑化などの効果がある。陰極処理では金属表面から発生する水素ガスによる撹拌効果がスケール除去を促進し、また …

酸電解(さんでんかい)

酸を用いて電解すること。広義にはアルマイト・電解研磨・電解はく離・電解エッチングなども含まれるが、めっきでは前処理の酸性電解洗浄を示すことが多い。=酸性電解洗浄

酸性浴(さんせいよく)

青化浴・ジンケート浴に比べて、電流効率が良いので、めっきの高速化が可能なめっき浴。 また、めっき中に素材が水素を吸蔵して脆化するという水素脆性を殆ど起さないので、炭素鋼や合金鋼などへのめっきや、鉄鋳物へのめっきに適した浴 …

酸化亜鉛(さんかあえん)

ZnO 亜鉛華、亜鉛白ともいう。 白色または帯黄色の微細な軽い粉末で、水、アルコールに溶解せず、硫酸、アンモニア、苛性ソーダなどに溶解する。 亜鉛めっきのジンケート浴に使用される。=亜鉛華

酸化アルミニウム(さんかあるみにうむ)

酸化アルミニウム(英語: Aluminiumoxide)は、化学式がAl2O3で表されるアルミニウムの両性酸化物である。 通称はアルミナ(α-アルミナ)、礬土(ばんど)。天然にはコランダム、ルビー、サファイアとして産出す …

酢酸酸性塩水噴霧試験(さくさんさんせいえんすいふんむしけん)

酢酸酸性の塩水を噴霧し、皮膜の耐食性を調べる試験。

酸脱脂(さんだっし)

酸溶液中への浸せきによる、品物表面の油脂の除去。

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