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傾斜式バレルめっき(けいしゃしきばれるめっき)
バレルめっきは、水平型が使用されることが多いが、傾斜式は小さな品物を少量めっきするときに便利である。
またバレルの上部からめっき途中の品物を見ることができる。
傾斜型穴なしバレルはめっき液の加温冷却が難しいので、穴をあけた傾斜バレルをめっき液中に入れてめっきすることもある。
図は傾斜型穴なしバレルを示す。=鉄砲バレル
→回転めっき
水平式と傾斜式のバレルめっきの得失
水平式 | 傾斜式 | |
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利点 | 1)静置槽で操作するためめっき液の温度や濃度の変化がない | 1)少数で種類の多い加工品は水平式より便利である |
2)1回に同一種類の加工品が大量にできる | 2)1回のめっきに使用する液が非常に少量で足りる | |
3)傾斜式より大形の品物のめっきができる | 3)水平式の回転槽ではできない小形の品物でも扱うことができる | |
4)静置槽の寸法によって大形バレルが取り付けられるので、細長い形状の品物でもめっきできる | 4)槽の穴なしを使用すれば、引っかかるような形状のものもできる |