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めっき・表面処理用語集

錫めっき(すずめっき)

薄鋼板の錫めっきはブリキと呼ばれ、缶詰容器、食器、玩具などに使用されている。

鉄鋼素地上の錫めっきは亜鉛めっきと異なり、ピンホールがあると大気中または酸素のある雰囲気中では鉄鋼素地が陽極となって腐食が早く進行する。はんだ付け性がよいので、電気、電子部品のめっきに使用されるが、ホイスカの発生の問題があるので注意を要する。

また、摺動性がよいのでエンジンのピストンなどの摺動部にめっきされる。

合金めっきとして、錫-鉛(はんだ)、錫-ニッケル(ステンレス色)、錫-コバルト(クロム色)などがある。

めっき浴は、硫酸浴、ほうふっ化浴、スルホン酸浴、錫酸塩浴、(アルカリ浴)、ピロりん酸塩浴(アルカリ浴)などが使用されている。→ホイスカ

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この記事の著者は

株式会社小池テクノ 代表取締役 大橋 一友

株式会社 小池テクノ 代表取締役社長
大橋 一友
毒物劇物取扱責任者
水質関係第二種公害防止管理者
特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者
化学物質管理者
特別管理産業廃棄物管理責任者
危険物取扱者乙種4類