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りん酸(りんさん)
5酸化りんと水が、いろいろの割合で結合することによって生じる酸を言います、一般式は、P3O5・nH2Oで示される。
正りん酸H3PO4(P2O5・3H2O)、ピロりん酸H4P2O7(P2O5・2H2O)、メタりん酸HPO3(P2O5・H2O)があるが、普通、りん酸といえば、正りん酸(オルトりん酸)を示すことが多い。正りん酸は無色斜方柱状(むしょくしゃほうちゅうじょう)の結晶で、融点は42℃であるが、無水物は潮解性(ちょうかいせい)が強い。市販濃りん酸の濃度は85%ぐらいである。