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めっき・表面処理用語集

不溶性アノード(ふようせいあのーど)

電流を流したときに電解液、めっき液などに溶けないアノードをいう。

金属の電解精錬では溶液に溶ける可溶性アノードが使われるが、電解採取では不溶性アノードが使われ、電気めっきでは状況に応じて不溶性と可溶性アノードのいずれかが使われる。

不溶性アノードとしては、鉛、白金めっきチタン、白金、ゲラファイト、フェライト、二酸化鉛および白金族元素酸化物をコーティングしたチタン、いわゆるDSAなどが使われる。

それぞれ一長一短があり、液や酸素ガスや塩素ガスに対する安定性、酸素および塩素過電圧の大小などにより、目的のめっき液に適したものが使われる。

DSAはもっとも万能であるが、酸素過電圧大、高価格といった難点がある。浴の金属成分はアノードから補充されないので薬品で添加する必要がある。
=不溶性陽極 →DSA

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この記事の著者は

株式会社小池テクノ 代表取締役 大橋 一友

株式会社 小池テクノ 代表取締役社長
大橋 一友
毒物劇物取扱責任者
水質関係第二種公害防止管理者
特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者
化学物質管理者
特別管理産業廃棄物管理責任者