お客さまに新入社員さんが入社したりすると、

めっき工程って見たことないから、見学させてもらえませんか?」とご連絡をいただくこと も・・・ そうですよね・・・

普通は見ることもない工程かと思います。 めっき工程のイメージって、どんなイメージを持たれてるのでしょうか?

「何かの液につけて電気流す。」 「棒みたいなのに、ひっかけて液に入れる。」 「塗装みたいに金属を塗るの?」って感じですかね・・・

めっきをするには、いくつかの工程があるのですが、一般的な「めっき工程」をご紹介します。


素材の状態・材質・めっき仕様・検査項目などにより工程が変わることもありますので、その辺 はご了承ください。

順番 工程・方法 内容 説明
1 受入・段取り めっきの種類確認
めっきの方法の検討
素材・形状・数量・要求事項・電流設定・治具選択
2 投入・治具付け バレル
引っ掛け(ラッキング)
製品をバレルに入れる。製品にあった治具を選択し、取り付ける。
3 本脱脂 アルカリ脱脂 製品に付着した油を除去する。
4 水洗 水で洗い流す。 前工程で付着した液を洗い流す。
5 酸洗 塩酸または硫酸に浸漬する。 サビ・スケール・スマットなどを除去する。
6 水洗 水で洗い流す。 前工程で付着した液を洗い流す。
7 電解脱脂 電解により脱脂する。 微量の油やスマットを除去する。
8 水洗 水で洗い流す。 前工程で付着した液を洗い流す。
9 中和 塩酸に浸漬する。 電解脱脂で生じた酸化膜を除去する。
10 水洗 水で洗い流す。 前工程で付着した液を洗い流す。
11 めっき 電解析出・化学析出
単層めっき・複合めっき
製品表面に各種の金属皮膜を析出させる。
12 水洗 水で洗い流す。 前工程で付着した液を洗い流す。
13 活性化 硝酸浸漬 亜鉛めっき後の表面を活性化させる。
14 水洗 水で洗い流す。 前工程で付着した液を洗い流す。
15 各種クロメート 化成処理 亜鉛めっき上にクロムの酸化化合物をつける。
16 水洗 水で洗い流す。 前工程で付着した液を洗い流す。
17 乾燥 遠心乾燥・熱風乾燥 製品を乾燥させる。
18 取出・治具はずし 取出し・取り外し(アンラッキング) ホッパーから製品を取出す。治具からはずす。
19 検査 外観検査 性能検査 機能検査 目視・各種測定機器を使い品質を確認する。
20 梱包 箱詰め・梱包資材等で保護 運搬時、キズや汚れなどがつかないようにする。
21 出荷 納品 自社車両や宅配便にて顧客へ製品を引き渡す。

これだけの工程を経て、めっきを行なっているため手作業では品質が安定しにくくなります。
自動車・航空機・弱電に納品する「めっき」は安定した品質を保持するために全自動ラインを使用して、生産・管理されているものがほとんどです。

全自動ラインでの生産している光景は下記動画でご覧頂けます。

工程 YouTube:
脱脂工程
亜鉛めっき工程
活性化→水洗→クロメート工程→水洗
クロメート工程
取出工程
外観検査工程

弊社の亜鉛めっき加工については、こちらのバナーよりご覧ください。