アルミニウムで作られた製品には、その耐食性・耐摩耗性・装飾性などを向上させるためにアルマイト処理加工という表面処理がされる事が多いです。
類似した方法に、めっき加工がありアルマイト処理加工と似たように製品に皮膜を生成させ耐食性や耐摩耗性、装飾性などを付与する表面処理になります。

どこが違うかというと・・・
アルマイト処理は、製品を陽極になるようにして電解します。(図1)
めっき加工は、製品を陰極になるようにして電解し、電解液の中の金属イオンを還元析出することにより表面処理を行います。(図2)

アルマイト加工めっき加工の違いを図にしました。(画像をクリックすると拡大します。)

アルマイトは、陽極で電解するため溶液にアルミニウムが溶解しながら、皮膜を生成させていくためアルマイト層は製品自体に入り込む形で表面を覆うようになります。

表面処理に関する専門用語はこちらで詳しく解説しています

めっき加工では、素地となる金属に異なる金属の膜が重なり合って、表面を覆っていきます。

このように類似しているように感じるめっき加工とアルマイト加工ですが、加工の方法、皮膜の生成の仕方など違いがあるのです。

 

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この記事の著者は

株式会社小池テクノ 代表取締役 大橋 一友

株式会社 小池テクノ 代表取締役社長
大橋 一友
毒物劇物取扱責任者
水質関係第二種公害防止管理者
特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者
化学物質管理者
特別管理産業廃棄物管理責任者