お客様からアルマイト依頼の製品が届きましたが・・・

小池:「ん!?」

小池:「これ、ステンレスのナットじゃないですか!?」

お客様:「アルミニウムのナットだから、そのまま処理してください。」

小池:「本当にアルミニウムですか?」

お客様:「はい。アルミニウムです。」

明らかに・・・ステンレスだと思うけどなぁ・・・
しかし、アルミニウムと言い切られているし・・・
そのままアルマイト加工することに・・・

こんな状況になった場合、必ず材質の確認をお願いします。
そうしないと・・・

アルマイト加工槽から製品があがってきました・・・が・・・やはり・・・

異種金属であるナットは一部は溶けてしまっている状態のものと、ほとんど溶けてしまっているものなど・・・これではどうしようもない状態に。

また、アルマイトを施すために電流を流していた接点の付近は少し焦げているような・・・

溶解1 溶解2

材質の確認を確実にしていただければ、こんな不具合が発生しなくて済んだのでしょうが、
こうなってしまってはどうしようもない状態です。

他のブログ記事でも、異種金属は取り付けないでとご紹介していますが、
今回、はっきりと溶けてしまうような事例がありましたので、記事にてご紹介させていただきました。

一度は経験されている方もいらっしゃるかもしれませんが、まだ、経験されていない方は、
これらのブログ記事をご参考にしていただき、不具合が発生しないように気をつけてください。

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異種金属が付いている部品でもアルマイトできる?

アルマイト加工のマスキングのダメな事例!

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この記事の著者は

株式会社小池テクノ 代表取締役 大橋 一友

株式会社 小池テクノ 代表取締役社長
大橋 一友
毒物劇物取扱責任者
水質関係第二種公害防止管理者
特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者
化学物質管理者
特別管理産業廃棄物管理責任者